Mozilla Flux

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FPD Meeting 2009-01-28

今週のFirefox Product Delivery Meeting(2009-01-28実施)より。なお、日付は米国太平洋標準時(PST)を基準にしているので、日本時間とはずれる。

Firefox 3.1 Beta 3は、これを書いている時点で15のBlockerバグが残っている。「コードフリーズ(の時期)は現時点では予測が困難」とされ、今回の会議でリリースまでのスケジュールを立てることはできずに終わった。残るバグの多くが「十分に解決するにはトリッキーかつ複雑であることがわかってきた」そうで、一筋縄ではいきそうにない。午後からは主要開発者だけで対策のためのミーティングを開くという(注:FPD Meetingは午前11時のスタート)。

1月29日中のコードフリーズは無理そうだ。予想以上の難航で、二日前に出された2月第一週のリリースという見とおしさえ覆ることがほぼ確実となった。2月中旬のどこかでは出るとしても、正式版のリリースが4月下旬に押し出されるのは避けがたい。

他方で、Firefox 3.0.6はビルド1がリリースされ、問題なく開発が進んでいる。また、リリース日は2月3日に設定し直された。てっきり2月4日で固定と思っていたが、予測を誤ったようだ。日本時間では2月4日(水)にアップデートが提供されることになる。

その他に目についたものを挙げると、Firefox 3.1 Beta 3は63のロケール(言語)でリリースされるそうだ。3.0.xよりも1ロケール少ないだけであり、ローカライズ作業が順調であることを窺わせる。また、アドオン開発の面では、3.1に対応していないアドオンについて、開発者のトップ500人に対応を促すメールを今週送るという。

あと、Firefox 2系列を利用しているユーザーは、1360万人とのこと。うち650万人は2.0.0.20以前のバージョンを使っているため、メジャーアップデートの通知を受け取ってすらいない。