Mozilla Flux

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Ubiquity 0.5.4でパーサが大幅に高速化

リリースノートが準備されるなど、登場を間近に控えるUbiquity 0.5.4だが、開発者の一人であるmitchoさんが『Performance vs Responsiveness -or- How I Made the Parser Twice As Fast in One Day』で語っているところによると、新パーサ(Parser 2)の処理速度が顕著に向上した模様である。

クエリーにもよるが、40〜60%のスピードアップというから凄い。もともとParser 2では入力内容の解析中にUI部分が固まらないように、処理を非同期で行っていたそうなのだが、タイマーの呼び出し処理が多くてオーバーヘッドが大きくなっていた。そこで、プログラムを見直して、UIの応答性を確保しつつも、オーバーヘッドを極力減らしたのがUbiquity 0.5.4だ。

しかも、これとは別に、キー入力が速すぎると入力内容が失われてしまうバグも修正された。全般的な高速化で完成度が高まり、いよいよMozilla Add-onsで公開中の0.1.9も置き換えられるときが近づいてきたのかもしれない。