Webアプリケーション(GmailやFacebookなど)をデスクトップアプリケーションのようにOS上で独立して動作させるためのアプリケーション、それがPrismだ。Mozilla Labsのプロジェクトの一つで、UbiquityやPersonasと同じくFirefox.next(3.5の次のバージョン)への統合が決まっている。
だが、それら二つと違って開発の動向はなかなか明らかにならなかった。アドオンとして提供されているPrism for Firefoxは、バージョン0.2.1が2008年9月16日にリリースされた段階で止まっているし、スタンドアローン版も0.9から動きがなかった。
その雌伏の時期も、もうすぐ終わる。バージョン0.9.9RCが開発者のブログで発表されたのだ(ダウンロードも可能)。内容の詳細はまだ明らかにされていないが、バージョン番号からみて完成が近づいていることが窺える。
ただ、残念ながら既存のPrismアプリケーションとは互換性が無いという。新バージョンで再作成する必要があるわけだ。また、Linux版Prism for Firefoxは動作に支障が出たため、今回の発表には含まれていない。