今週のDevelopment Meeting（2009-01-27実施）より。なお、日付は米国太平洋標準時（PST）を基準にしているので、日本時間とはずれる（原文に合わせてPDTと記載しているが、実質はPST）。
Firefox 3.1 Beta 3の新スケジュールは未定のまま。明日の開発者会議で決めるつもりなのだろう。これを書いている時点で、Beta 3のBlockerバグは、フロントエンドが2、バックエンドが16（過半数がTraceMonkey関連）。そのほか、Trunkでは修正されたものの1.9.1 Branchへのチェックインが未了の修正が29ある。
新しいコードフリーズ日を1月27日11:59pm（PDT）とすると、猶予はあと半日を切っている。Trunkへのチェックインが終わっていない18（16 + 2）のBlockerは、修正が間に合うとはとても思えない。昨日検討したように、1月29日11:59pm（PDT）がかろうじて現実的なラインとみられる。ここを守れるかが重要だ。
あと、Firefox 3.1後の話として、会議の参加者から、細かなバグを潰すのに力を注ぎすぎているのでもっと大きくて効果的な変更に取り組むべきだとの意見が出されたのだが、その例として"process separation"が挙がったのは興味深い。Firefoxも、IE8やGoogle Chromeのように、「タブごとに独立したプロセスを割り当てる手法」を将来採用する動きがあるようにも受け取れるからだ。
