Mozilla Flux

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Firefox 3.1が出たら「ソフトウェアの更新を確認」

Firefox 3.1は、アップデートの関係ではメジャーアップデート扱いになる。Firefox 3.0.4から3.0.5にバージョンアップするケースよりも、2.0.0.20から3.0.5にバージョンアップするケースに近い。つまり、差分ファイルがバックグラウンドで自動的にダウンロードされることはない。バージョン番号が0.1しか上がらないので誤解を招きやすいが、3.1は「セキュリティと安定性に関するリリース」とはまったく別物だ。

しかし、実はリリース日に「ソフトウェアの更新を確認」すると、3.1のリリースが告知される予定になっている。このとき、ユーザーが同意すれば、Firefoxが新しいバージョンをダウンロードしてインストーラを実行してくれる。どうしてこんなイレギュラーな設定なのだろう。たとえば、2.0.0.20から3.0.5へというケースに倣うなら、正式版リリース後に告知日を定めて、バージョンアップをユーザーに通知すればいいはずだ。

はっきりとは語られていないが、一つにはそのほうが「ユーザー体験が向上する」かららしい。アップデートを強制されたくはないが、最新版は手軽に入手したいという要請に応えるための措置である、と。

また、Firefox 3.1がもともと「マイナーリリース」という新しいカテゴリーに位置づけられていたことも影響しているように思われる。メジャーリリースとセキュリティリリースの中間的な立場であったからこそ、アップデートも中間的な方法が選ばれたというわけだ。

Firefox 3.1のリリース日には、メニューバーのヘルプメニューから「ソフトウェアの更新を確認」することをおすすめする。いちいちダウンロードサイトを探す手間が省けることだろう。