Mozilla Flux

Mozilla関係の情報に特化したブログです。

サードパーティー製アドオンの通知機能はFirefox 3.7に先送り

ふつう、アドオンを組み込むかどうかはユーザーが自分で決められるものだが、サードパーティー製アプリケーションをインストールしたときに、勝手にアドオンを組み込まれてしまうことがある。セキュリティスイートに多く見られるほか、Microsoftの.NET Frameworkもバージョンによってはそうした振る舞いをする。

インストールされたことにユーザーが気づかないままだと無効にすることもできない。そこで、Firefoxの起動時に通知し、その場で無効化できるようにする(Bug 476430)計画が立てられていた(『Notifying users about third-party add-ons』)。当初はDoorhangerと呼ばれる新通知システムを利用する予定になっていたようだ。

System Extension Notificationというプロジェクトが始動し、DoorhangerがFirefox 3.6に間に合わないと判明した後は、設定ページをタブに展開する話まで進んできた(『Progress on notifying users about third-party add-ons』)。

しかし、開発半ばにしてFirefox 3.6がストリングフリーズに到達。翻訳の必要な文字列を確定せねばならないが、ユーザーインターフェイス(UI)がモックアップのレベルですらできあがっていないため、現状ではまったく無理だ。

というわけで、この通知機能はFirefox 3.7へと先送りされることになった(『Third-party extension installation status』)。3.7ではDoorhangerも導入される予定であり、この新通知システムを使ったUIになるとみられる。