Mozilla Flux

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Songbird 1.2がリリース

Firefoxと共通のGeckoレンダリングエンジンを搭載したオープンソースのメディアプレイヤー、Songbird。Mozilla版iTunesともいうべきこのソフトの、バージョン1.2がリリースされた。当初は5月中のリリースを予定していたので、若干遅れたことになる。

新機能

ライブラリファイルの自動整理
楽曲ファイルをフォルダ分けする機能で、トラックのメタデータに基づいて振り分け方を指定できる。
iTunesとの双方向同期
iTunesミュージックストアで購入した楽曲のリストをSongbirdがiTunesから取得でき、また、Songbirdでの追加分をiTunesに反映させることが可能になった。これにより、iTunesを通じてiPhoneなどともリストを同期させることができる。
Last.fmラジオ
Last.fmのWebサイト上にあるアーティスト、タグ、ユーザーステーションなどを取り込んで、曲をSongbird内で再生できる。
10バンドイコライザ
オーディオ再生の周波数特性を調整し、部屋の音響や自分の好みに合わせることができる。パネルのつまみを操作する形のグラフィカルなユーザーインターフェイスが提供されている。『Equalizer = Pony』によると、将来的にはプリセット値を用意し、操作可能なバンド数を増やし、トラックごとに設定を記憶する機能を付ける計画である。

パフォーマンスの向上

  • 検索が高速化
  • たくさんのトラックを一度に削除したときの速度が向上
  • 大量のトラックをライブラリから選択した場合に、遅くなくなった
  • 動作に必要なスレッド数を常時50%削減
  • クラッシュの減少:最も頻度の高かったクラッシュバグを修正した

次期バージョン

ロードマップによると、次のバージョン(コードネーム:Jackson 5)は、2009年8月のリリースを予定している。パフォーマンスと安定性を向上させるのはもちろん、再生可能なフォーマットを追加(WMAなど)し、トランスコード機能もサポートするという。