Mozilla Flux

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マウスベースのUbiquityに向けて新たな提案

今回提案されたUIは、"LazyBar"と呼ばれる。あえて訳せば「ものぐさバー」になるが、レイジーバーとカタカナで記したほうがいいかもしれない。Ubiquityの機能を利用しつつ、マウスベースでの操作を可能にするものだ。

LazyBarは、OpenCalaisというWebサービスを利用して、現在閲覧しているページ内のテキストを分析。関連するボタンの一覧をタブバーの下に表示する。もちろんボタンはUbiquityのコマンドに対応している。

原文で例に挙げられているのはThe Offspringだが、YouTubeでミュージック・クリップを見ているときであれば、同じアーティストの別のクリップに移動したり、アーティストのことをWikipediaで調べたりといったことがクリック一つでできる。また、Wikipediaでオスカー候補者について調べているのであれば、Flickrに登録された候補者の画像を見ることも可能だ。

作者は、Abimanyu Rajaという若干18歳の才能溢れるプログラマー。実験的なコードを用意しており、Ubiquity 0.1.5をインストールした環境であれば、動作を試すことができる。今後は、テキスト分析の精度を引き上げ、UIを洗練させてUbiquityコアとの統合を目指すとしている。