Mozilla Flux

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Trunkへのチェックインを一時的に制限

米国東部時間で1月23日午前9時より、Trunk(mozilla-central)にパッチをチェックインするルールが、一時的に厳しくなる。Branch(mozilla-1.9.1)への投入と同レベルのものが要求されるようだ("Closing mozilla trunk for Firefox 3.1 Beta 3 code freeze")。

"Beta 3 blockers"と呼ばれる最重要のバグがFirefox 3.1 Beta 3をリリースするための障害になっているわけだが、これに対処するパッチをチェックインしやすくするための措置として、制限がかけられる。現在の緩いルールでは、チェックの甘いパッチが紛れ込む可能性があり、ビルドに失敗するとロスした時間の分だけ本命のパッチの投入が遅れてしまう。こうした事態を防ぐ趣旨だ。

必要なパッチがすべてTrunkに入った時点でこの制限は解除されるという。であれば、Branchのコードフリーズ(米国時間で1月25日)と同時に終了するはずだ。

また、新ルール適用時までにTrunkに入っていないパッチが、"approval1.9.1+"の承認を得ることは著しく困難になる。既にチェックインされたパッチが、しばらくしてから承認を要求するのが通常のプロセスだからだ。Beta 3のリリースを待ってということになるが、次はRC1だから承認を得るハードルは当然上がるだろう。案外この点の影響が一番大きいのかもしれない。