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Firefox 3.5 RC2は日本時間の6月20日に一般公開、正式版のリリースは30日

Scene Side Bの『Firefox 3.5』で既報のとおり、米国時間の6月19日(日本時間20日)にFirefox 3.5 RC2が一般公開される。RC1はFirefox 3.5 Beta 4 / Previewユーザー向けのリリースにとどまり、一般公開の対象にならなかった。これらは、開発総責任者のMike Beltzner氏が明言しているのでほぼ間違いない。

おそらく、未だかつてリリース候補版がアップデートでだけ提供されるというような事態は、なかったのではないだろうか。Beltzner氏は別の発言において、従来よりも高度なことをやり遂げたと述べているけれども、強化されたアップデートチャンネルを活用したことは事実としても、自画自賛するのはやや苦しい。

RC1のテスト中に、重大なバグが見つかった。それを修正してテストをやり直してからリリースしようとすれば、スケジュールが遅れ、ひいては6月中の正式版リリースができなくなってしまう。だから当初RC1 Build 3にしようと考えていたものをRC2と呼ぶようにした。そして、RC1を一般公開してからさらにRC2も一般公開するプロセスだと、これまたスケジュールが遅れて6月中の最終リリースに間に合わなくなる。だからRC1はアップデートでの提供にとどめ、一般公開はRC2(Build 2)からに決めた。真相はこのあたりだろう。

すべては6月末のリリースという大前提を崩さないための策だ。ただし、この6月末というのも、最初から意識していたわけではなくて、開発が遅れた結果、それでも6月中リリースの予定は堅持するぞという発想から出てきたものと推測される。

それで、正式版のリリースについてだが、米国時間の6月30日は日本時間の7月1日になってしまうから、29日までに出すことになる。6月25日に翌週リリースするかどうかの最終決定をすると既にアナウンスがあり、かといって日曜日にリリースすることはあり得ない。

結局、米国時間の29日、日本時間の30日がFirefox 3.5のリリース日となる。