Mozilla Flux

Mozilla関係の情報に特化したブログです。

Personasは順調に人気を獲得

Mozilla Labsの『Personas Gallery is Quickly Expanding』によれば、Personasは好評を博しているらしい。

そこで取り上げられている統計データを、これを書いている時点でチェックしてみると、累計ダウンロード数は280万以上、常用ユーザー数が85万人を超えている。また、3000人以上が合計5000以上の新デザインを投稿し、審査が追いつかないほどだそうだ。

Firefox.nextに統合する下地が整ってきたといえよう。

フォクすけはどこにいった?

Spread Firefoxが当初の予定よりも一ヶ月半くらい遅れてリニューアルされたのだが、フォクすけが見当たらない。Mozilla Blogの『A new look for Spread Firefox』を見ても、「Into the Fuzz」の『A New & Improved Way to Spread Firefox』を見ても全然触れられていない。

おかしいと思ってSpread Firefox内で検索をかけてみると、まだ投票が続いているではないか。昨年12月5日にスタートし、投票総数7595、賛成が91%。どう考えても充分だと思うのだが、スタッフたちはそれでも結論を出しかねているのか、あるいはたんに放置されているのか。

リニューアル自体の不手際といい、フォクすけの投票をリニューアルに結びつけられなかった点といい、運営手腕に疑問を抱く。残念だ。

Beta 5なしで大丈夫?

「Amigomr の徒然日記」で紹介されているが、Firefox 3.5の開発総責任者Mike Beltzner氏は、今年第2四半期中のリリースを目指し、Beta 4の次をRelease Candidate 1(RC1)とする意向を示した。

既に5月に入っているので、あと2か月弱のうちに正式版を出すというわけだ。Bugzilla@Mozillaでチェックしてみると、リリースの障害となるBlockerバグは現在60個。ただし、セキュリティ上の理由で関係者以外閲覧できないバグは省かれているので、+αがある。毎週約20個のBlockerを潰せれば、新規追加を考慮しても5月末にはコードフリーズに至り、RC1のリリースは6月上旬と推測できる。そのペースなら6月下旬に正式版を出せるだろう。

しかし、そう簡単にいくだろうか。これまでも、さんざんスケジュールは遅れてきた。見積っていた以上に修正に時間がかかるバグが必ずいくつか出てくるためだ。RC1に関しても、そうしたことが起こると考えるのが自然だろう。しかも、リリース候補版のコードフリーズが近づくとバグ報告が増えるというのが、Firefox 3のときの教訓である。

実のところ、Firefox 3は、2008年6月リリースという「公約」を守るため、一部のバグの修正をリリース後に回したという経緯がある。3.0.1で対処する予定だったが、3.0のリリース直後にセキュリティ問題が出てきたことから、そちらの対応を優先して3.0.1のリリース時期を早めた結果、なお間に合わなかったものは3.0.2へ延期になった。Firefox 3.5でもまた同じことを繰り返すのではないかと懸念される。

完成度を高めるためには、Firefox 3.5 Beta 5を出すのがいい。リリース前に厳しいテストを課し、リリース後はフィードバックに沿ってバグを修正することに専念する。あらかじめ最終Beta版だとアナウンスしておけば、利用するユーザーも多くなるはずだ。Beta 3のときが60万人だったから、Beta 5なら100万人を見込めよう。100万人が参加する実証テストを乗り越えれば、ゴールはもうすぐだ。リリース候補版までの期間は短くて済み、RC2を出さねばならない事態も避けられるだろう。

Beta 5を出せば、正式版のリリースは確実に7月にずれ込むが、もともと昨年末の予定が大幅に遅れているのだ。6月と7月にそんなに大きな違いがあるだろうか。クオリティで妥協しないことのほうを優先すべきである。