Mozilla Flux

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プラグインチェックの試験サイトが登場

Scene Side B『プラグイン・チェック機能』が、Trunkのアドオンマネージャにプラグインのバージョンを調査し、アップデートを促す機能が入った旨を伝えている。だが、MozillaのWebサイト側が未対応のため、まだ実際に使えるわけではない。

もちろん、サイト側の開発も進んではいる。Mozilla Web Development『New PluginCheck Page Needs Your Help』によれば、プラグインチェックの試験サイトが完成したという。アクセスしてみると、確かにアイコン付きでプラグインの情報が示され、安全かどうかの状況もわかるし、アクション用のボタンから各プラグインのダウンロードページへ飛べる。ただ、サイトは自己署名証明書を使用しているので、例外を認める処理が必要なほか、筆者の環境では、Trunk NightlyやNamoroka Nightlyならばうまくいくのだが、Firefox 3.5.3だとチェックがいつまで経っても終わらない。

チェックに成功した場合も、インストールされているプラグインのすべてが表示されるわけではない。むしろ、アドオンマネージャの「プラグイン」ペインに並ぶ項目数からすると、ごく一部と言っていい。また、上記記事が伝えているとおり、プラグインの提供元がプラグインファイルに正しくバージョンを記述していないと、うまくチェックできず、最新のプラグインを使用しているのに脆弱性ありと判定されてしまう。たとえば、Adobe Acrobat、Windows Media Playerプラグイン、Mac版RealPlayerがそれに該当するという。さらに、アクション用ボタンの中には、うまく作動しないものもあるようだ。

今後もPlugin Finder Service 2(PFS2)と呼ばれるプラグイン関連のシステムは強化されていく見込み。たとえば、Firefox 3.6ではJavaScriptからプラグイン情報を取得する手段が改良されるそうだ。