Firefox 3.5はCSS 3のWebフォント機能をサポートしている。原則として表示中のWebページと同じドメインからという制限はあるものの、サーバーからダウンロードしたフォントをページに適用することができ、ユーザーの環境に左右されることなく、デザイナーの望むフォントでページを表示可能だ。
Internet Explorerはバージョン4.0のころからこの機能をサポートしているが、フォントはEmbedded OpenTypeに限定されていた。これに対し、Firefox 3.5は、Safari 3.1以降と同様に、TrueTypeとOpenTypeの各フォントに対応している。
具体的な表示の違いについて見てみよう。デモページをFirefox 3.0.10(上)とShiretoko Nightly(3.5pre:下)にそれぞれ読み込ませてみると、その差は明らかだ。地味ではあるが、ユーザー体験への影響は小さくない。