Thunderbird 3.0.1のリリース予定日が2010年1月20日(米国時間。以下同じ)とされる中、早くもThunderbird 3.1の暫定スケジュールが打ち出されている。
Thunderbird 3.1a1
- comm-1.9.2 branch cut: ???
- String/code freeze date: 2010-01-12 (Tuesday)
- l10n-mozilla-1.9.2 freeze date: 2010-01-18 (Monday)
- Build/relbranch date: 2010-01-19 (Tuesday)
- Ship date: 2010-01-26 (Tuesday)
Thunderbird 3.1b1
- String/code freeze date: 2010-02-09 (Tuesday) <-- 3.1 string/feature freeze!
- l10n-mozilla-1.9.2 freeze date: 2010-02-15 (Monday)
- Build/relbranch date: 2010-02-16 (Tuesday)
- Ship date: 2010-02-23 (Tuesday)
Thunderbird 3.1RC1
- Code freeze date: 2010-03-09 (Tuesday)
- l10n-mozilla-1.9.2 freeze date: 2010-03-15 (Monday)
- Build/relbranch date: 2010-03-16 (Tuesday)
- Ship date: 2010-03-23 (Tuesday)
以上の予定どおり進めば、Thunderbird 3.1正式版は2010年4月6日にリリースされることになるという。もちろん、RC1の品質が不十分ならRC2以降が順次投入されていく。なお、リリース候補版になるまでM1/M2といった名称を使うことも検討されていたが、否定的な意見が多かったらしく、撤回された。
このThunderbird 3.1は、Firefox 3.6と同様にGecko 1.9.2をベースにするもので、Gecko 1.9.1.5ベースのThunderbird 3.0とは基盤が異なるが、にもかかわらず3.0を完全に置き換える位置づけになる可能性が高い。3.0のサポートは3.1のリリース後短期間のうちに打ち切られそうだ。
タイトなスケジュールが設定されているため、Lightningとの統合はもっと先のリリースで実現されることになる。現在、Lightning 1.0はBeta 1のリリース候補版がようやく出たばかり。その完成度は高く、Windows/Mac OS X/Linuxに対応し、37言語をサポートし、Beta版にもかかわらず正式リリース後にはaddons.mozilla.orgに登録される予定になっているものの、統合に向けた作業に再着手できるのは、まだかなり先のことだろう。
Mozilla Messagingは、今後もThunderbird 3.xのリリースを短期間で行っていく方針を崩していない。新機能に関しては、できるだけアドオンで試してから本体に統合するという。たとえば、Mark Banner氏は、アドオンマネージャをタブに表示させるアドオンの開発を検討中とのこと。ただ、teramakoさんのWAT (WebApplicationTab)を使えば今すぐ可能ではあるのだが。