Mozilla Flux

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FirebugがTraceMonkeyをオフにする問題

Firebug開発者のRob Campbell氏が、『Firebug and the JIT』でFirefox 3.5.xのTraceMonkeyがオフになる問題について触れている。

Firebugのコンソールを有効にし、さらにスクリプトパネルを有効にすると、JavaScriptの処理を高速化するTraceMonkeyがオフになる結果、Firebugをアクティブにしているページ以外でもコンテンツの処理速度が低下してしまうという。

幸い、Firefox 3.6では”Bug 534120 - jit remains disabled when jsd is paused, slowing Firefox when Firebug is installed”が修正され、意図しないJIT無効化の問題が解消される。Campbell氏の説明では、Firefox 3.6+Firebug 1.5の組み合わせを必要とするような口ぶりだが、上記バグのBoris Zbarsky氏のコメントからすると、Firebug 1.4.x以前でも効果がありそうだ。

Campbell氏は、Firefox 3.5.xでの暫定的な対策として、必要なときだけコンソールとスクリプトパネルを有効にするよう呼びかけている。