Mozilla Flux

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アドオンマネージャのデザイン変更に向けて

Boriss' Blog『Redesigning Firefox's Addons Manager』で、アドオンマネージャをどのような形で再デザインするかが論じられている。現行のマネージャはカテゴリーがわかりにくく、個々のアドオンの説明も情報不足といった問題を挙げることができ、こうした問題を解消した、新しいマネージャを設計しようというわけだ。

まだコンセプトの段階だが、ポイントがいくつか挙げられてる。「1.Maintaining and Configuring」では、アドオンをこれまでよりも簡単に扱えるようにするほか、JetpackやPersonasとの統合が企図されている。

「2.Updating」では、アドオンのアップデートを自動化するという。現在は、アップデートの通知のみだが、インストールまで行う。ただし、特定のアドオンのみ手動でアップデートする機能や、アップデートのアンドゥ機能も備える。

「3.Installing」では、ユーザーがすべき行動を明確に示すとのこと。再起動が必要なアドオンとそうでないアドオンがあるときを例に説明されているが、Personas(あるいはJetpack)とそれ以外を指すのか、従来のアドオンの中でも再起動が不要なものが出てくるのか、そのあたりは不明だ。

「4.Discovering」では、アドオンをインストールした際、どのような機能が提供されるのかをユーザーに示すようにする。また、アドオンマネージャのアドオン検索機能も強化し、いちいちAMOを訪れなくてもいいようにする。

「5.Troubleshooting」では、パフォーマンスの低下を引き起こすアドオンを特定できるようにし、セキュリティ問題を抱えるアドオンについては情報を提供する。

以上のポイントは、番号が若いほど優先順位が高いようだ。MozillaWiki「Extension Manager:UI Update」でより詳しい情報を見ることができる。ターゲットはFirefox 3.7。初期のモックアップも置かれており、独立したウィンドウではなく、タブまたはそれに類似したものとなる模様。「履歴とブックマークの管理」などもそうだが、ウィンドウの廃止で一貫させるつもりらしい。