Mozilla Flux

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ネットワークエラーが出たときのページをわかりやすく、使いやすいものに

Firefox Projectsの一つ「Network Error Pages」で、サーバーやWebページが見つからなかった場合に表示されるエラーページを改善すべく、模索が続けられている。

無味乾燥なエラーメッセージを出すのではなく、ユーザーが適切なサーバーやページを探し出せるよう手助けをするという基本方針だ。ただ、技術者などスキルのある人にとってはエラーメッセージのほうが有用というケースもあるため、オリジナルメッセージへのリンクは残す。

デザインとしては、訂正された候補を提示し、関連情報を表示するほか、エラーページから検索も行えるようにする(Bug 482874)。候補の分析にあたり、Placesデータベース(ページの閲覧履歴とブックマーク)とともに、Google Linkdoctorというサービスも参照するらしい。

モックアップにはページに背景画像が付いているけれども、開発担当者のCurtis Bartley氏が『404 Error Page Status』で明らかにしたところでは、この画像はカットされる模様だ。新エラーページを使うかどうかは設定でコントロールでき、オリジナルが512バイト以下のときだけ新ページで上書き表示する仕様だという。

上記のプロジェクトページではテスト用のアドオンも提供されているが、今のところ訂正された候補と関連情報が並ぶだけのシンプルなもの。ただ、パッチの開発は活発に行われているようなので、いちおうFirefox 3.7がターゲットではあるものの、3.6に間に合う可能性もありそうだ。