Mozilla Flux

Mozilla関係の情報に特化したブログです。

Weave 0.4.0がリリース

Mozilla Labsがアナウンスしているとおり、Weave 0.4.0がリリースされた。クライアントプログラムであるWeave Syncは、Firefox 3.5 - 3.6a1preで動作するアドオンで、Mozilla Add-onsからダウンロードが可能だ。

Weave Syncがこれまで同期に対応してきた項目は、ブックマーク、履歴、パスワード、タブの4つだったが、本バージョンからはそこにフォームの入力履歴とFirefoxの設定(Personasのものを含む)が加わっている。項目が増えたからといって処理速度が落ちるようなこともなく、むしろ起動時その他のパフォーマンスは改善されている。

もう一つの目玉は、アイデンティティ機能を備えたことで、具体的には自動ログインとOpenIDへの対応である。パスワードを保存したWebサイトでは、ロケーションバーに専用のアイコンが現れ、クリックして設定画面を呼び出すと、次回以降自動でログインするかどうかを指定できる。この設定をオンにして自動ログインした場合は、再びアイコンが変わるため、現在の状況が一目で分かる仕組みだ。

OpenIDに関しては、ユーザーのWeaveアカウントをベースにしたIDが設定される形になり、OpenIDに基づく自動ログインをサポートするサイトでは、上と同じようにユーザーがアカウント情報を入力しなくてもログインできるようになる。

さらに、Fennec 1.0 beta 2もサポートした。残念ながら対応項目はブックマーク、履歴、パスワード、タブの4つに限られるが、UIが洗練されてわかりやすくなり、動作も安定したようだ。ただ、筆者がデスクトップ版Fennecで試したかぎりでは、ブックマークの同期が一部しか行われない不具合が発生している。

なお、Weaveを使用するアドオンに対するサポートも強化されたという。