Mozilla Flux

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Firefox 3.5 PreviewからRC1までの変更点

Firefox 3.5 PreviewとRC1はコードベースがほぼ共通で、開発期間でいうと、実質的に1週間分くらいの差しかない。しかも、その大半はJavaScriptエンジンの不具合の修正だ。パフォーマンスをチューニングする類ではなく、クラッシュを引き起こすケースも含め、不正な処理を訂正するもの。そして、他の部分でもセキュリティと安定性に関わる修正が多い。

あえてピックアップするなら、”Bug 497098 - Removal of gContextMenu.imageURL breaks extensions”の修正は、拡張機能の互換性を高めるうえで重要だったといえる。video要素でコンテクストメニューをサポートしたこと(Bug 449522)に伴い、コンテクストメニュー全体に関わる処理コードが変更されていたため、たとえばViewSourceWithがFirefox 3.5 Beta 4で画像を開けないといった問題が発生していた。Bug 497098の修正によって、こうした問題が解消されたのである。

それ以外となると、あとはアイコン類の修正くらいだ。メインのアイコンがリニューアルされた(『Firefox 3.5の新アイコンが確定』)ほか、Windowsでは、フルスクリーンモード時のコントロールが変更になり(Bug 462967)、「新しいタブ」ボタン(Bug 497114)や「タブの一覧表示」ボタン(Bug 495218)にも手が加えられている。