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Prism 1.0 Beta 1がリリース

しばらく前、『Prismに新たな動き』で0.9.9RCのリリースを紹介したPrismだが、早くも1.0 Beta 1が登場した。これまでと違い、専用のWebサイトまで設けての大々的な発表だ。Mozilla Add-onsでもアドオン版がダウンロード可能になっている。

Prism 1.0 Beta Launches With New Website』によると、0.9.1(アドオンとしては0.2.1)からの変更点は次のようになっている。

  • Prism化可能なWebサイトで、よりデスクトップに近い性能を提供する新API機能
  • フォント、プロキシその他アプリケーション固有の設定が可能
  • 必要に応じてプライベートデータを消去可能
  • アプリケーションは、Prismの新バージョンが利用可能になると自動的にアップデートする
  • トレイアイコン、ドックのためのサブメニュー、システムトレイメニューのサポート
  • OS X 10.4のフルサポートと、OS X特有の機能強化
  • SSL Exceptionのサポート

アドオン版を試してみたが、アプリケーションの作成は簡単だ。ページを開いた状態で、「ツール > Convert Website to Application」を選び、ダイアログ内で必要な個所にチェックを入れてOKをクリックすればいい。

ただ、たとえばGmailを例に取ると、ログインした状態でアプリケーションを作成しても、起動時に自動的にログインしてくれるわけではない。IDとパスワードの入力は必要だ。それでも、パスワードは保存してくれるし、Gmailなら自動ログインをオンにすればちゃんと働く。なので二回目からはログインされた状態で立ち上がる。

アンインストールはショートカットを削除するだけ。作成済みのアプリケーションの設定を変更するUIがないようなので、同じWebサイトに関して設定を変えた複数のバージョンを用意し、一番いいものだけを残して後は削除するのが手っ取り早い。