ライフハッカー［日本版］に『Firefox3.5（旧名Firefox3.1）の、次期β版は来週登場予定』という記事が出ている。そこでは、「来週の水曜（日本時間では30日ごろ）に、Firefoxの次期βにあたるβ4がリリース予定とのことです
」と書かれている。
ところが、原文を読むと記事の日付が4月16日だ。そこで引用されているTG Dailyの記事からも明らかなように、「来週の水曜」とは4月22日のことを指している。実は、Mozilla Wikiで4月22日〜24日の間にFirefox 3.5 Beta 4がリリース予定と記載されているのだが、その情報をなぞったにすぎない。
原文が4月22日を指しているのに、29日のこととして翻訳したのだから、本来なら誤報だ。しかし、実際の状況に照らすと、案外当たりかもしれない。
昨日取り上げたBeta 4のBlockerバグ（P1 Blocker）は、一つが修正済みとなり、一つはP2に回されてリストから外された。残り二つは、パッチがほぼ完成した。直近のFirefox Product Delivery Meetingでも、米国時間で22日にコードフリーズ、23日にQA開始としている。
QAには通常5営業日を要するので、土日を挟むと4月30日が終了日（＝リリース日）のターゲットになる。ただ、Mozillaがリリースを急いでいるので、QA作業に担当者以外も協力するなどしてスケジュールを前倒しする可能性は高い。その点を考慮すると、4月28日〜30日のどこかでのリリースが見込める。米国時間で29日（日本時間で30日）という予想はいいところを突いているわけだ。
筆者は楽観的に米国時間で4月28日（日本時間で29日）のリリースと予想するが、はたしてどちらが当たるだろうか。
