Mozilla Flux

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Firefox 3.0.8はクラッシュしやすい?

Firefox 3.0.8にアップデートしてからクラッシュしやすくなったという報告がSUMO(support.mozilla.com)に数多く寄せられており、スタッフが調査中だ。原因は特定されていないが、二つほど怪しい要素が見つかっている。

一つは、マルウェアだ。この件は、既に「Amigomrの徒然日記」の『イタリアでの奇妙な症状』が取り上げているので、そちらも参照してほしい。Adware.Navipromo.AOというルートキットがFirefoxの動作を停止させ、ページの読み込みを止めてしまうという(Bug 488283)。イタリアで猛威を振るっているようだが、日本のPCなら安全とはいかない。

セキュリティソフトのパターンファイルを最新にして、%Appdata%フォルダをスキャンするのが確実な手だと思われる。

もう一つ疑われているのは、Windows版Bonjourである。BonjourはAppleが提供するプロトコルで、そのサービスを提供するプログラムは、iTunesをインストールすると一緒にインストールされる。iTunes同士で音楽共有ができるようになるが、逆に言えば音楽共有機能を使わないなら、OSの管理ツールからサービスを無効にしても支障はないだろう。

Windows版iTunesをインストールしている環境で、Firefox起動時のクラッシュ(Bug 467167)に悩まされている方は、一度チェックしてみてはいかがだろうか。