Thunderbird 2までは、メールに署名を付けようとすると添付ファイルが必要だった。テキスト、HTML、画像と選べるが、ファイルを別に用意する手間がかかった。
Thunderbird 3では、署名の直接編集が可能になる(Bug 324495 - put signature editing in UI (rather than select a file))。ユーザーインターフェイスはごくシンプルなもので、扱える署名も一つだけだが、HTMLはサポートしている。
添付ファイルによる署名との関係だが、ファイルを指定したときは、そちらが優先される。この仕組みを使えば、クリック一つで二つの署名を切り替えることが可能だ。もちろん、使い勝手ではアドオンを導入した場合に及ばないが、標準機能が便利になるのはうれしい。