Mozilla Flux

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Mozilla.orgのリニューアル案 その1

以前『落ち穂拾い #8』で紹介した、Mozilla.orgのリニューアルだが、早々とデザイン案が登場した。たんなるイラストではなく、モックアップを実際にサーバーで稼働させている点がポイントだ。三つのコンセプトに基づき、それぞれ別のデザイン案ができあがっている。コンセプトの内容は以下のとおり。

コンセプト1
最初のコンセプトは、Mozillaを次のようなアイデアの中心に位置づけるものだ。すなわち、あらゆるWebユーザーがその価値を理解して何らかの貢献をしてほしいと望む、グローバルで、信頼でき、進歩を続けるオープンなコミュニティというアイデアである。
コンセプト2
二つ目のコンセプトは、構成主義の美学を、ポップアート作家のロバート・ラウシェンバーグが自慢するようなポストモダンのスタイルへと発展させるものだ。ビジュアル的な要素が一体となって、最良の抽象画のようなイメージをMozillaブランドに与える。
コンセプト3
三つ目のコンセプトは、新規ユーザーと古参のユーザーの双方が意味のあるコンテンツを形作る手助けとなるような、インタラクティブな質問という形で、敷居の低さをアピールするものだ。ビジュアル的には、構成主義の美学に年代物の感じを加えている。

個人的な感想としては、どれもデザインが派手すぎて違和感を拭えない。コミュニティのポータルであることを目指すそうなので、そこを強調するとコンセプト1が合いそうだが、実際にモックアップを見た感じだと、コンセプト2のほうがコミュニティ色が強い。コンセプト1は案外製品が全面に出てしまっている。両者の中間がコンセプト3という印象だ。

ユーザーのフィードバックを受けて手を加えていくそうだが、さてどうなることやら。