Firefoxと共通のGeckoレンダリングエンジンを搭載したオープンソースのメディアプレイヤー、Songbird。そのバージョン1.1がリリースされた。簡単に紹介しておきたい。
新機能
- アルバムのアートワークをオンデマンドで取得
- ユーザーがトラックを指定してアルバムのアートワークを取得するよう指示すると、SongbirdがWebからアートワークを取り出して表示する。デフォルトではLast.fmから。
- フォルダ監視
- 監視するよう設定したフォルダでコンテンツに変更があると、自動的にライブラリに反映される。
- よりより並び替え
- ライブラリでは、Unicodeの照合をサポートし、冠詞もうまく扱えるようになった。
- リプレイゲインのサポート
- メタデータのリプレイゲインに合わせて再生を行うようになった。
- 改善されたメディアコアとギャップのない再生
- メディアコアの書き直しによりWindowsでの再生パフォーマンスが向上。また、MP3ファイルに適切な開始/終了のメタデータが含まれていれば、無音部分をスキップするようになった。
- MTPデバイスのサポート
- Windows Media DRMで保護されたコンテンツも同期可能に。
- 7digital MP3ストア(β)
- 320kbpsまでの高音質なMP3ファイルを購入できる。売上の一部はSongbirdプロジェクトに還元される予定だという。
パフォーマンスの向上
- 大きなライブラリを扱う場合のメモリ使用量を40%削減
- 再生中のCPU使用率を半分にカット
- 再生中のメモリリークを修正
- ライブラリのキャッシュ方法を調整可能に
- メディアのインポート機能にバッチ処理を加え、メモリ使用量を60%削減
- Mac版のダウンロードサイズを45%削減
- 最もよく起こる10のクラッシュバグを修正
次期バージョン
Songbirdの次のバージョン(コードネーム:Isan)は、2009年5月のリリースを予定している。ロードマップによれば、パフォーマンスと安定性を向上させるほか、イコライザーをサポートするなどとしている。