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FirefoxのWindows XP/Vistaサポートが2017年9月で終了へ

Windows XP/Vista上のユーザーが通常版のサポートを受けるのは、Firefox 52で最後となり、その先は法人向け延長サポート版(ESR)に切り替わってサポートが続く(Bug 1318922)。つまり、Firefox 53ではなくFirefox ESR 52.1へと自動アップデートされる。

ESRに移行した後のXP/Vistaのサポート期間について、Mozillaは2016年12月23日(米国時間)、2017年9月までとする旨を発表した。これを受けて、重要: Firefox は Windows XP および Vista のサポートを終了します | Firefox ヘルプには、次のように記載されている。

私たちは、2017 年 9 月まで Windows XP および Vista のユーザー向けにセキュリティの更新を提供する予定です。しかし、これらのユーザー向けの更新には新機能が含まれません。私たちは、2017 年の中頃に、まだ Windows XP と Vista を使用しているユーザーに対して最後のサポート終了日をお知らせします。

Firefox ESR 52.3が2017年8月8日に、52.4が同年10月3日にそれぞれリリースされる予定となっており、上記発表の趣旨は、ESR 52.3を最後にWindows XP/Vistaのサポートを打ち切るということだろう。ただし、Mozillaは2017年半ばの時点でXP/Vista上のユーザー数を再評価し、サポート終了日を最終的にアナウンスするとしている。これは、XPにつき延長の余地を残すものだ。

筆者は、過去の記事で、ESRのサポート期間の途中でOSのサポートが打ち切られる可能性はまずないと述べたが、見事に予想を外してしまった。Mozillaがこれまでの慎重な姿勢を崩し、XP/Vistaのサポート期間を当初の計画よりも前倒しで終わらせることにしたのは、QuantumプロジェクトやWebExtensionsへの急激なシフトと無関係ではないだろう。Mozillaは選択と集中の傾向を強めており、たとえ一部のユーザーを切り捨てることになっても、Firefox/Geckoの刷新に注力して、新しいユーザーを獲得するほうに賭けるという態度が顕著になりつつある。要するにXP/Vistaのサポートは、選択されなかったのである。

この勢いだと、Firefox 52のリリースから1年後のFirefox 59では、Windows向け32bit版のサポートが終了するかもしれない。

(16/12/28追記)
Mozilla Japanの方から以下のとおりコメントを頂いた。