12月15日のリリースを予定していたFirefox 3.5.5だが、予定を繰り上げ、米国時間の11月6日にもリリースされる見通しとなった。安定性に関わるバグを修正するため、急遽新スケジュールがセットされたのだ。
確認できる範囲では、3つのバグがリストに挙がっており、中心はBug 525326。3.5.4のリグレッション、言い換えればこのバージョンに特有の問題で、GIFデコーダがクラッシュを引き起こすことがあるという。具体的には、ブックマークフォルダを開く際などに問題が顕在化する。
既にリリース候補となるビルドは作成済みであり、QA（品質管理）テストの終了が11月6日（日本時間7日）とされていることから、リリースもこの時点となる。特別の支障がない限り、この問題を週明けまで持ち越すことは考えにくく、今週中のリリースはほぼ確実とみられる。
ただ、これまでのパターンからすると、Mozillaがスケジュールをさらに繰り上げてくることはあり得る。企業や教育機関などでFirefoxを管理している人は注意が必要だ。
（09/11/04追記）
リリース日が米国時間で11月5日に確定。やはりスケジュールを繰り上げてきたようだ。
