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Mozilla Flux

Mozilla関係の情報に特化したブログです。

Weekly Updates 2009-10-12

Mozillaのプロジェクト全体について開発状況を報告し合う会議が毎週開かれている。その報告のまとめがWeekly Updatesだ。2009-10-12版(米国太平洋夏時間:PDT)から注目の内容をピックアップ。

Firefox関係

Firefox 3.6(Namoroka)は、フロントエンドに限ってみればBeta版のBlockerバグがなくなり、今四半期中のリリースに向けて良好な状態。対するバックエンド側(GeckoやJavaScriptエンジン)はBlockerバグが2つ(パフォーマンスの低下を含む)残ってしまい、10月6日のコードフリーズを逃した。GeckoのBlockerは、このミーティングの時点でP1が3個、P2が90個で、その他はなく、合計93個(先週-16)であった。

Firefox 3.5のときはバックエンドが足を引っ張ったので、今回も同じと見て、上記の残Blocker数とその減り具合がリリース時期を占う目安となろう。今のペースだと、だいたい11月下旬にFirefox 3.6が正式リリースになりそうだ。

Firefox 3.7に向けた開発も同時並行で進んでいる。当ブログ『Firefoxが速く前に進むために』やPublickey『Firefoxの開発総責任者がこの先2年間、Firefox 4.1までのロードマップを語る』で既報のとおり、Firefox 3.6のリリースからわずか5ヶ月で3.7をリリースするプランであり、同時並行でなければとても間に合わない。本ミーティングでは、Firefox 3.7でスマートロケーションバーからタブの検索ができるようになる予定だと報告されている。

製品一般

Thunderbird 3は、RC1のコードフリーズが10月30日で、RC1のビルド開始が11月3日。ブランチの作成が10月22日と報告されており、この点はmozilla.dev.planning『comm-central branch date set』でも確認できる。作成されるcomm-1.9.1ブランチは、Thunderbird 3、SeaMonkey 2そしてSunbird/Lightning 1.0が使用する。

その他

Mozilla Labsより、Personas 1.4の開発版が今週リリース予定とされており、アンドゥ機能が追加され、ルック&フィールも変更されるそうだ。

アドオンチームより、10月13日がAMO 5.2のコードフリーズ日となっている。5.2ではPersonasがAMOでもホスティングされる予定で、「軽量テーマ」という位置づけである以上、自然な流れといえよう。なお、Firefox 3.6に対応するアドオンの割合が52%に。

Web開発チームより、Plugin Checkが10月13日に登場するとの報告。また、Jetpack Galleryのテストサイトで作業が続けられており、Beta版のローンチが近づいている。

Metricsチームより、mozilla.com内でユーザーとの最大の接点となる3つのページに、フィードバック用のボタン/フォームを設置(後掲1つ目の画像右下がボタン)。Blog of Metrics『User Outreach Coming to mozilla.com』に詳細が記されている。数週間のうちに何らかの結果を得られる見込みだ。

サポートチームより、EU圏ではWindowsにブラウザ選択プログラム(Browser Ballot)が搭載される公算が大きくなってきた(Engadget日本版『マイクロソフト、EUでブラウザ選択プログラムを配信へ』)ため、ナレッジベースなどで対応を図る。

ITチームより、Bugzilla@Mozillaのアップグレードを翌週に延期し、テストを続行するとのこと。また、Mozilla Crash Reports(Socorro)が20テラバイトの新ストレージに移行したが、その前にペンディングになっていたクラッシュレポートをすべて処理したという。