Mozillaのプロジェクト全体について開発状況を報告し合う会議が毎週開かれている。その報告のまとめがWeekly Updatesだ。2009-10-05版(米国太平洋夏時間:PDT)から注目の内容をピックアップ。
Firefox関係
Firefox 3.6 Beta 1のコードフリーズを今週行う予定であるとの報告。実際には、10月6日11:59pm(PDT)と決まった。また、getpersonas.comがNamoroka NightlyのネイティブPersonasに対応した。
Geckoチームより、BlockerバグはP1が17個、P2が89個、その他が3個で、合計109個(先週-20個)になったとのこと。
製品一般
Firefox 3.5.4 / 3.0.15は、10月21日のリリースに向けてほぼ予定どおり。
SeaMonkey 2.0は、RC1→RC2→最終版の流れを予定し、最終版のリリースは10月21日ころというから、Firefox 3.5.4などと同時期だ。
その他
AMO 5.1が10月1日にリリースされた。Mozilla Add-ons Blog『Add-on development just got easier』が伝えているとおり、目玉はアドオン開発者センターだ。開発リソースを一個所に集約したのが特徴。アドオンバリデータはAMOにホストされていないアドオンであっても検証してくれるという。また、開発者向けに、自分が登録したアドオンのレビュー状況やユーザーからの評価などがフィード配信される仕組みも備えた。検索システムの更新については『AMO Search: Powered by Sphinx』が詳しい。
Mozilla Labsより、Personas 1.3がリリースされた。お気に入りのPersonaを登録する機能が加わったが、利用にはアカウントの取得が必要な模様。
Bugzilla@Mozillaが10月15日にバージョン3.4.2へとアップグレードされる予定である。UIも変更が加わるだろう。
Release Engineeringチームより、Gecko 1.9.2以降はWindows 7 SDKが利用される。
ITチームより、Firefox Help for Mobileがリリースされた。