Firefox 3.6の開発が遅れており、Beta 1のリリースは10月にずれ込みそうだ。新スケジュールを説明する前に、便宜のため『速報:Firefox 3.6のBeta版は9月末のBeta 1に一本化、最終リリース時期は変わらず』で紹介した旧スケジュールを再掲しておく。
- September 14 - string freeze
- September 21 - beta 1 code freeze
- September 29 - beta 1 delivery
- October 12 - rc1 code freeze
- October 20 - rc1 delivery
- early November - final release
上記のように旧スケジュールでは9月21日にコードフリーズ予定だったわけだが、最新の開発者ミーティング(Platform/2009-09-22)でP1 Blockerに該当するバグが25個残っていると報告されており、スケジュールを守れなかった。
それでも、フロントエンド側は何とか週末までに作業を終える見通しで、これだけなら一週間程度の遅れで済むはずである。ところが、厄介なことにJavaScript関連のBlockerがある。Firefox 3.5のリリースを遅らせた主犯がまたもやという感じだ。
どの程度遅れるのか。ヒントになるのがmozilla.dev.planning『Blocker triage for mozilla-1.9.2 to be completed Wednesday, noon PDT』である。この中で、開発総責任者のMike Beltzner氏は、RC1のコードフリーズを10月29日と考えている旨明らかにしている。
元の予定では10月12日だったから、17日の遅れだ。ただ、これがそのままBeta 1の遅れというわけではなく、たとえばBeta 1が10日、RC1が7日遅れることを見越して再設定されているはずだ。
あくまで推測だが、Firefox 3.6 Beta 1はコードフリーズが9月末で、10月上旬にリリースされるのではないだろうか。RC1のコードフリーズが10月29日なら、リリースは11月上旬。すると最終版は11月下旬、おそらく11月末だろう。