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Mozilla Flux

Mozilla関係の情報に特化したブログです。

先週のMeeting要旨 090913版

先週開かれた開発者ミーティングから、注目の情報を選んで掲載。日時はすべて米国太平洋夏時間(PDT)が基準で、日本時間とはずれる。なお、先週月曜日(9月7日)はLabor Dayで休日に当たったため、Weekly Updatesは未公開。

Firefox Product Delivery Meeting(2009-09-09実施)

Firefox 3.6はBlockerにノミネートされたバグが100を超える状態にあり、Beta版のリリーススケジュールを決められない状態だという。9月末のBeta 1リリースは微妙になってきた。最終版も11月中旬以降か。

Firefox 3.5.4 / 3.0.15のスケジュールは、本ミーティング後に10月21日のリリースへと変更されており、注意が必要だ。

FennecはMaemo Beta 4が予定どおり9月18日にリリースされそうである。ただ、1.0正式版のほうは9月11日がストリングフリーズとされたのみで、以降未定となっている。

MozillaのWebサイトに導入されるプラグインチェッカー。Website/Sprints/PluginProblemによると、10月15日には英語版が完成し、10月末にはローカライズされる模様。

Development Meeting(2009-09-08実施)

Geckoの開発に関して、GFXチームはDecode-on-drawのパッチがほぼ完成したと報告。JavaScriptチームは、1.9.2ブランチに新しいnanojitのコードを投入するとしている。これにより、エンジンの性能が向上し、セキュリティも強化されるそうだ。

プラットフォーム特有の話題として、Firefox 3.6はWindows 7のAero Peekに対応するとみられる。ただ、Mac OS XではJava 2プラグインが必須になる。

スタートアップのパフォーマンスも少しずつ成果が出ている。Mac版では、Firefox 3.5比でウォームスタートが10%(3.6)〜20%(3.7)高速化。

Electrolysisチームより、初期段階のコードは98%が実装完了。次は、シンプルなHTTPリクエスト向けのHTTPチャンネル・サブプロトコルを実装していくとのこと。また、『Multi-Process Jetpack』という文書が公開された。クロームやコンテンツから独立した第3のプロセスとして、本体統合後のJetpackは動作する計画になっている。

Nightlyビルドがローカライズ版に対応したことで、en-US版の提供が遅れていた問題だが、en-US版の優先順位を高めることで暫定的に対応した。

Thunderbird Status Meeting(2009-09-08実施)

Thunderbird 3.0 Beta 4のBlockerバグは28個(先週-19)との報告。修正されたBlockerは82個(先週+20)で、さすがにコードフリーズが迫るとペースが加速している。そのコードフリーズだが、9月11日が予定されていたものの、開発チームは本ミーティング後に週末もBlockerバグの修正を許可すると発表した。ただ、ビルド開始のタイミングは変えない予定で、リリース日(9月22日)にも変更はない。

本ミーティングで取り上げられたいくつかのバグを見ていこう。まずは、Gloda関係で、非オフラインのIMAPメッセージについてヘッダのインデックスを作成するようになった(Bug 466227)。新システムの検索対象が広がったわけだ。

Thunderbird 3.0 Beta 3で導入されたスマートフォルダ機能。複数のアカウントにまたがって存在する特別なフォルダ(受信トレイなど)を統合するものだが、Beta 4ではそこに送信済みトレイも加わる(Bug 504954)。

また、Beta 4にはクッキー設定用のUIが加わり(Bug 501910)、フォームの補完機能もオンになる(Bug 510378)。

そのほか、ミーティングには出ていないが、MesQuilla『Managing spam with “after classification” filters』が取り上げているBug 198100も興味深い。TB3 Beta 4では、内部のスパムフィルターがメッセージを選別した「後で」メッセージフィルターを適用できるようになっている。たとえば、Thunderbirdはメッセージのジャンク度をパーセントで設定し、90%を超えるものをスパムと判定しているが、95%未満のものだけを別フォルダに保存するといったことも可能だ。誤判定対策として有効だろう。