Mozilla Flux

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新規タブを開いたときの位置に注意

Firefox 3.1でタブの並び方が変更に』の続報である。Firefox 3.5では未了のまま終わった”Bug 465673 - tabs opened from links should appear next to the current tab (instead of at the end of the tabstrip)”がmozilla-1.9.2ブランチで修正され、Firefox 3.6ではリンクを新しいタブで開いたときの位置が変わっている。

詳しくは上記記事をご覧いただきたいが、手短に言えば、これまではタブバーの右端に新規タブが開かれていたのに対し、Firefox 3.6以降は親タブのすぐ右隣に開かれるようになる。対象が複数ある場合はそのまた右隣、さらに右隣……と順番に並んでいく。親タブの右隣に既にタブがあったときは、間に割り込む形だ。

Internet Explorer 7/8やGoogle Chromeと同じ挙動なので、とくにIEからの乗り換えユーザーには受け入れやすいのではないか。他方、従来からのFirefoxユーザーは戸惑う可能性が高い。about:configからbrowser.tabs.insertRelatedAfterCurrentをfalseに変更すればFirefox 3.5以前の振る舞いに戻せるものの、オプションウィンドウのタブペインに設定項目を追加すべきだと思われる。

(同日追記)
コメント欄のやすっち。さんの指摘で気づいたのだが、”Bug 514799 – Provide an options menu preference for toggling the tab opening behavior”のステータスが「RESOLVED WONTFIX」になっている。つまり、タブペインに設定項目が「入らない」ことが確定済みだ。Firefox 3.6のリリース直後はSUMOなどにこの件の質問が数多く寄せられる気がしてならない。