Mozillaのプロジェクト全体について開発状況を報告し合う会議が毎週開かれている。その報告のまとめがWeekly Updatesだ。 2009-07-27版（米国太平洋夏時間：PDT）から注目の内容をピックアップ。
Firefox 3.6
Firefox 3.6 Alpha 1は、コードフリーズが29日の遅い時間とされている。ただ、最新の情報では、30日早朝もありうるようだ。いずれにせよ、リリースは31日が予定されている。interruptible reflowやcompositor phase 1のような大がかりなもののほか、パフォーマンスと応答性を改善するためのこまごまとした修正が入る模様。
Alpha 1後の話だが、Gecko 1.9.2でJavaScriptチームは世代別ガベージコレクションを採用するという。Google ChromeのV8エンジンでも用いられている手法のようだ。
製品一般
Firefox 3.5.2は8月3日のリリースが予定されている。Firefox 3.5.3は9月2日リリースのスケジュールとなっており、これはFirefox 3.0.13と同じ日だ。Firefox 3.0.x系列と比べてリリース間隔が短い。ほぼ1か月なのは偶然なのか、それとも月初のアップデートを定例化するつもりか。
その他
Mozilla Add-ons関係では、AMO 5.0.8のコードフリーズが29日なので、リリースが近づいている。ユーザーからの寄付を募るContributionについて、最初の週に89人の開発者が登録し、37人がいくらかの寄付を得たという。少額なら出してもいいと考えるユーザーはそれなりにいるらしい。
Jetpackギャラリーの実装も開始される。アドオンとの扱いの差がどうなるか注目したい。
Get PersonasのWebサイトはローカライズが進んでいるとのこと。
