Lightningを開発しているカレンダーチームは、1.0に向けた作業にかかりきりで、0.9のメンテナンスにまで手が回らないのが実情だ。
そこで、同チームと協力関係にあるInverse社が、独自にアップデートを行った。非公式版ではあるが、コードを分岐させたわけではなく、Calendar Weblogでアナウンスするほどで、公式版に近い扱いを受けている（『Announcing Lightning "Inverse Edition" 0.9.5』）。
上記記事では0.9.5となっているが、実際にダウンロードできるのは0.9.4である。ひょっとすると近々アップデートが来るのかもしれない。既存の0.9に上書きされるものの、日本語表示が崩れることはない。変更点の一覧は同記事を参照してほしい。1.0の開発版からバグ修正と一部機能をバックポートしただけでなく、WebDAVの同期サポートのように新機能も付加されている。
うち新機能の部分は、Lightning 1.0に取り込まれるそうだ。
（09/08/08追記）
米国時間の7月14日に0.9.5がリリースされている。Mozilla Calendarチームは、今後もInverseがLightning 0.9.xをメンテナンスすることを許可した。同チームは1.0の開発にリソースを集中させるそうだ。
