Mozilla Flux

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Ubiquity 0.5その他Mozilla Labsの動向

Ubiquity

3週間延期という話になっていたはずのUbiquity 0.5だが、各所で既報のとおり、早々とリリースされた。『Announcing Ubiquity 0.5』が公式発表だが、これまで当ブログで言及してきた内容と重複するため、そちらを参照してほしい。なお、mitchoさんがMozilla Japanブログに『日本語サポートを含む Ubiquity 0.5 リリース』という記事を投稿されている。

これまでの情報に付け加えるならば、ローカライゼーションが進み、デンマーク語と日本語のほか、カタロニア語とポルトガル語もサポートするようになった。

いったん延期したものが再度前倒しになった経緯については、Brandon Pung氏が説明している。Aza Raskin氏の『The conondrum of releasing Ubiquity 0.5』と併せて読むと、要するに、準備やリソースが不足している問題は、0.1.x系列と0.5系列を一時併存させることで対処するらしい。

Firefox Add-onsを見ればわかるが、現在登録されているUbiquityのバージョンは、0.1.9であり、0.5ではない。0.1.9は0.1.8のマイナーチェンジ版のため、新パーサなどは搭載していないが、その代わり、サードパーティー製のコマンドについては高い互換性がある。

Mozilla Labsは、40万人といわれるUbiquityユーザー全体を0.5にアップデートさせるとサポートが追いつかないので、これを回避し、同時にサードパーティー製のコマンドが0.5に移行する余裕をもたせることにしたのだ。

Weave

Weave v0.5pre1がリリースされている。非同期リクエストの処理方法を変更したことで、動作が高速化したという。

0.5のロードマップによると、7月27日にも0.5正式版をリリースする予定だ。Fennec(Firefox Mobile)でもFirefoxと同じだけの項目を同期の対象に選べるようにするほか、サーバーも増強して25万ユーザーの利用に耐えられるようにする。

Prism

Prism for Firefox 1.0b1は、リリース候補版を経て、Firefox 3.5に対応した。