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実験的なAPIの整備を進めたJetpack 0.3

目標としていた6月30日よりは少し遅れたものの、Jetpack 0.3がリリースされた。厳密には、バージョンは0.3.1となっている。

Jetpack 0.3 Released』が伝えているところによると、本バージョンでは、まず、テキスト選択をサポートした。ユーザーが選択した文字列を取得し、逆に指定した文字列をHTMLのインライン要素で装飾することもできる。さらに、ユーザーが文字列を選択したときに特定のアクションを起こすことも可能なようだ。見本であるSelection Demoでは、選択したテキストの色が次々に変わっていく。

もう一つ、クリップボードのサポートも加わった。ただし、まだ画像には対応していない。見本であるTr.im URL Shortener - Clipboard Demoでは、ステータスバー右端のボタンをクリックすると、現在表示しているWebページの短縮URLが生成される。

アップデートされたAPIもある。たとえば、SlideBarは大きく改訂され、新機能が追加された。ただ、前バージョンと互換性がなくなっている。見本であるQuicktab - Tabs and SlideBar Demoは、スライドバーにタブ一覧を表示するもの。

また、Persistent Storageは入力内容と保存データの同期が可能になった。見本であるNotepack - Simple Storage Demoは、スライドバーを利用しており、ユーザーが入力した文字を保存するので、メモ帳代わりとなる。

なお、ステータスバーにおける表示は、見映えがよくなったという。