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ヘッダの詳細を隠すモードを廃止

Thunderbird 3では、メッセージヘッダの表示モードはフル表示(「詳細を表示」)だけになるようだ。Mozilla MessagingのCTOであるDan Mosedale氏が『Thunderbird: compact header moved out of core, prototype extension available』の中でその旨を明らかにしている。

コンパクト表示モード(「詳細を隠す」)に対する評判があまりよくなかったらしい。他になすべき作業が相当残っている現状では、これ以上の開発はコストに見合わないと判断された。そこで、コードをコアから分離して拡張機能化する(Bug 480623)方針に転じ、先ごろ、分離が実行に移された。Mosedale氏によれば、その拡張機能に関してさらに作業をすることは予定していないといい、外部からの協力がないかぎり、Thunderbird 3のリリースまで放置されることになりそうだ。

フル表示だけになると、肝心のメッセージを表示する領域が狭くなってしまう。そこで、フル表示の縦スペースを圧縮する予定だ。また、表示内容のカスタマイズも検討するという。