Mozilla Flux

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Ubiquity 0.5の新パーザに関するプレゼンテーション

Mozilla Labsのmitchoことアーリーワイン・マイケル芳貴氏が、Tokyo 2.0(日本最大のバイリンガルweb/techコミュニティだという)でUbiquityに関するプレゼンテーションを行った。mitcho氏が担当する新パーザが重点的に紹介されている。このパーザは、数週間以内のリリースを予定しているUbiquity 0.5を通じて、ユーザーの手に届くことになるものだ。

詳細は、リンク先で公開されている動画を参照してほしい。mitcho氏は通訳なしに英語と日本語でプレゼンを披露している。時間は約10分で、現場において使用されたスライドにライブの音声を被せてある。なお、MozillaのGen Kanai氏がライブビデオを紹介しているので、現場の雰囲気を知りたいならこちらもどうぞ。

mitcho氏によれば、Ubiquityは、より良いインターフェイスのために自然言語を取り入れる。分かりやすいコマンドと構文が提供されれば、テキスト入力の速さと精密さをユーザーインターフェイスに生かすことが可能で、Webをより使いやすく有益にできると主張する。

自然言語を処理できるよう設計された新パーザは、言語の深層構造が共通するという言語学的発想を活かし、国際化対応を進めた。今はまだ英語がメインで、あと日本語を多少サポートしている程度だが、将来的には多数の言語でUbiquityが操作できるようになるそうだ。

なお、国際化対応の技術的な側面に関しては、同氏のブログ記事『Changes to Ubiquity Parser 2 and the Playpen』などが参考になる。