Mozilla Flux

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Firefox 3.5のアイコン第一案

FirefoxのUIデザイナーAlex Faaborg氏は、『New Firefox Icon: Iteration 1』の中で、Firefox 3.5の新アイコン案を発表した。今後は、24時間おき程度の短い間隔で、新しい案の発表を繰り返していくという。

関連する『Evolving a Product Brand』では、Firefox 3からの変化を訴えつつもブランドの一貫性を維持するために、比較的保守的なアプローチを採用するとしている。つまり、従来のアイコンをガラッと変えてしまうのではなく、Internet ExplorerやMac OS Xがそうであるように、段階的な変化を指向する。

また、『Creative Brief for the New Firefox Icon』ではラフスケッチや提案書などの資料も公開された。そして、Faaborg氏いわく、変化のポイントは次のようになる。

  1. 尻尾の形状(もはや2Dではない)
  2. テクスチャ(Firefoxはソフトに、地球はつややかに)
  3. 全体的にディテールを簡素化

しかし、次のポイントは維持する。

  1. 全体の形状とレイアウト(とくに頭部と脚)
  2. 無名の大陸(地理的な選好を示すことがないように)

やはり尻尾の変化が目につくが、それほど大きな変化ではない。上の画像のように拡大すれば違いをはっきり感じられるものの、アイコンサイズではどうだろうか。何よりFaaborg氏が、新アイコンを見た人にFirefox 3.5のパワフルさやできの良さを感じてほしいと述べていたことからすると、実際のデザインはややおとなしい感じがしてならない。とはいえ、これ以上変えると反発を受けるリスクも高まるので、難しいところではあるのだが。

(同日追記)
あっという間に新デザインの第二案が登場した。Firefoxの毛並みが変わり、地球の上部は群青色が濃くなったようだ。

なお、本文と同じソースを元に別の角度から光を当てているものとして、「Amigomr の徒然日記」の『Firefox 3.5 でのアイコン変更』も参照のこと。

(09/05/19追記)
マイコミジャーナル『Firefox 3.5新アイコンデザイン案、尻尾燃え上がる』で、変更しないものとして「背後の大陸」を挙げているが、やや不正確である。現実の大陸の形にしないためにデザインには無名の大陸を入れるとしているだけで、大陸の形を変えないとは述べていないからだ。