Mozilla Flux

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Firefox 3.5 Beta 4に関するトピックの補足

フォーム履歴に保存期間が設定された

Firefox開発者のJustin Dolske氏が、『Happy Form History Expiration Day!』で、Firefox 3.5のフォーム履歴について説明を加えている。

それによると、Firefox 3.5のフォーム履歴データベース(formhistory.sqlite)には、タイムスタンプが記録されているそうだ(Bug 463154)。データの追加日時、最終利用日時、そして使用回数がそこに含まれている。実は、データの後方互換性を保つため、この枠組みはFirefox 3.0.9にも取り込まれた。

Firefox 3.5が違うのはその先で、一定期間を経過したフォームデータは自動的に消滅するようになっているのだ(Bug 243136)。理由は、データを保持し続けると、プライバシー上望ましくないし、ユーザーにとって不要なデータが履歴の候補としてヒットしてしまい、パフォーマンスも落ちるという点にある。

Beta 4からこのメカニズムがオンになった。保存期間はbrowser.history_expire_daysでユーザーが指定できる。つまり、URL履歴の保存期間とイコールになる。なお、期間のデフォルトは180日だ。

about:sessionrestoreのメッセージ

バグに関する話題 090321版 』で、Firefox 3.5 Beta 4のabout:sessionrestoreはメッセージが変更されていると紹介した。当時はen-US版のShiretokoで内容を確認したのみだったが、今やBeta 4日本語版が出ており、どのようにローカライズされたか気になるところである。

結論から言うと、やはり一部が丁寧な表現に置き換えられていた。英語版の「Well, this is embarrassing.」は、日本語版では「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と、そして「You can try:」は「次のいずれかをお試しください:」とそれぞれ訳されている。

これなら日本人が見ても違和感はない。仕上がりは上出来だ。ローカライズ担当者に賛辞を送りたい。