Mozilla Flux

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Personas 1.1がThunderbird 3に対応

Firefoxにスキンを適用することで再起動なしに見た目を変更していけるPersonas。このアドオンが1.1にバージョンアップし、Thunderbird 3に対応した。

リリースノートが出ていないので、開発者によるフォーラムの投稿を参照すると、Personas 1.1は、さまざまな外観表示上の不具合を解消し、ローカライズが進み、そしてThunderbird 3をサポートした。

Thunderbird Add-onsでは、名称こそ「for Firefox」が残っているものの、たしかにPersonasがリリースされている。ただ、対応バージョンは「Thunderbird: 3.0b1 - 3.0b3pre」となっており、α版は含まれていないので注意してほしい。

手元のThunderbird 3 Beta 2(日本語版)にインストールしてみた。再起動後は、「Groovy Blue」というスキンが適用された状態になる。『Thunderbird 3にもPersonas』で紹介したサンプル画像に使われていたスキンだ。これを別のスキンに変更する操作は、Firefox版とまったく同じ。メニュー項目がややずれて表示される不具合はあるものの、動作に支障はない。ただ、Firefox版のようにPersonasのWebサイト上でスキンを選択することはできない。そのため適用できるスキンは限られるが、メニューに表示されるものだけでもかなりの種類にのぼるから、これもさほど問題にはならないだろう。

筆者は、このアドオンがFirefoxよりもむしろThunderbirdでキラーアプリになる気がしている。メールソフトのスキンをそのときの気分で簡単に切り替える仕組みは、競合ソフトではあまり見かけないが、FirefoxでPersonasを常用するユーザーが100万人もいることからすると、メールソフトに関しても需要はけっこうあるはず。Thunderbird版Personasはニッチをうまく突いてきたように思うのだ。