Mozilla Flux

Mozilla関係の情報に特化したブログです。

Weekly Updates 2009-05-11

Mozillaのプロジェクト全体について開発状況を報告し合う会議が毎週開かれている。その報告のまとめがWeekly Updatesだ。2009-05-11版(米国太平洋夏時間:PDT)から注目の内容をピックアップ。

Firefox 3.5関係

Firefox 3.5 RC1のリリース目標は6月の早い時期。それに合わせたコードフリーズのスケジュールは、5月22日か、それよりも少し前ということになる。

バックエンド(Gecko 1.9.1)をみると、JavaScriptのBlockerバグは18個(先週+3)で、足踏み状態。その他のBlockerは合計20個(先週-4)となっており、こちらは少し減った。加えて、Blockerにノミネートされたバグが22個(先週-3)ある。

フロントエンドのBlockerは14個(+2)に増えたうえ、2〜3個は複雑なものと報告されている。

Blockerの総数は現在58個(先週-15)で、P2以上に限定すると33個となっており、後者をターゲットにすれば、来週末までに片付けるのも無理ではなさそうだ。

製品一般

Thunderbird 3 Beta 3は、新検索システムの投入待ち。新スケジュールはその投入後に決める。

Firefox 3.0.11はほぼコードフリーズした段階だが、もう少し修正を取り入れることも検討している。スケジュールは6月2〜3日で変わらず。また、3.0.12は6週間後のリリースを予定しているという。7月半ばになるだろう。

その他

フロントページの全面刷新などを含むMozilla Add-ons 5.0.6は5月28日のリリースへ向けて順調にテストが進んでいる。また、Firefox 3.5正式版に対応するアドオンが56%(先週+4)に増えた。

support.mozilla.comは1.0.2のリリースを目前に控えている。SphinxというオープンソースのSQL全文検索エンジンを搭載し、検索性能を向上させた。ナレッジベースと回答済みのフォーラムスレッドがヒットし、ユーザーが解決策を見つけやすくなっているという。

Mozilla Labs関係では、Personasが好調だ。ペルソナの登録数が8000以上、Personas for Firefoxのダウンロード数が350万に達し、常用ユーザーも100万人いるそうだ。

Mozilla WebdevチームがTwitterを始めた