Mozilla Flux

Mozilla関係の情報に特化したブログです。

Weekly Updates 2009-05-04

Mozillaのプロジェクト全体について開発状況を報告し合う会議が毎週開かれている。その報告のまとめがWeekly Updatesだ。2009-05-04版(米国太平洋夏時間:PDT)から注目の内容をピックアップ。

Firefox 3.5関係

Beta 4のフィードバックとBlockerにノミネートされたバグを注視しつつ、RC1に向けて既存のBlockerバグを修正しているところだと報告されている。

バックエンド(Gecko 1.9.1)をみると、JavaScriptのBlockerバグは15個で、先々週が29個だったことからすると、かなり減った。その他は合計24個のBlockerとなっており、こちらは先々週よりも1個増えている。あと、Blockerにノミネートされたバグが25個ある。

フロントエンドのBlockerは12個。複雑なものはないとされているが、数は先々週より3個増加した。

確認してみると、Blockerの総数は現在73個。二日前は60個だったことから、どうやらノミネートされたものの一部が既にBlockerの中に取り込まれたようだ。

製品一般

Firefox.nextのベースとなるGecko 1.9.2は、投入する機能のプラニングを終えた。

Thunderbird 3.0 Beta 3は、新しいスケジュールを策定中。

Firefox 2.0.0.20から3.0.9へのメジャーアップデートは、3.0.10のリリースで取りやめに。3.0.10へのアップデートが2〜3週間以内に実施される予定だという。

その他

QAチームは、5月8日にFirebugのテストデーを計画している。一拡張機能に対し、FirefoxやThunderbirdのような扱いをするわけで、かなりの優遇だ。

Mozilla Labs関連では、Bespinが順調にアップデートを重ねている。0.2のリリースで、バージョン管理システムが入り、拡張機能のサポートも強化された。また、Dashboardが最新のThunderheadツールキットを使用するようになった。

そのほか、Personasは、コミュニティのメンバーが提出されたデザインの承認を行えるようになった。これによって承認待ちの時間が減るだろう。加えて、提出したデザインをユーザーが自分で削除できるようになった。

Mozilla Add-ons関連では、Firefox 3.5.x以上、つまり正式版に対応するアドオンが約52%に。なお、5月28日にはAMO 5.0.6がリリースされる予定だ。