mozilla.dev.planningの『Firefox 3.5 beta 4 builds status』と、それが参照しているFirefox 3.5 Beta 4のテストプランを見ると、どうやらQAテストを簡略化しつつ、重点領域だけはしっかりチェックする方針に切り替えたようだ。
Beta 3のテスト項目と比較して対象が減っているし、「Given the minimized focus testing around beta 4 due to time constraints...」という記述もある。人手を増やすのではなく、テスト自体を弄ったわけで、半ば禁じ手だが、それだけ焦りを感じているのだろう。
「QA test signoff」が「4/27?」となっているので、このとおりなら日本時間で28日にはBeta 4がリリースされることになる。また、上記スレッドを投稿したQAチームのTony Chung氏は、「We are still hoping to release b4 before next monday」と述べている。土日のリリースがないとすると、4月24日しか当てはまるところがない。
コードフリーズから2日でリリースというのはさすがに無理があるので、米国時間で4月27日の線が現実的だろうが、それでも大胆なスケジュールには違いない。ただ、Beta 4でTraceMonkeyに大きく手が入ったこともあり、本来は念入りなテストが必要なところであり、不安も残る。リリース後に、クラッシュを含めた不具合の報告が相次ぐようなことにならなければいいが。
