今週のFirefox Product Delivery Meeting（2009-03-25実施）より。なお、日付は米国太平洋夏時間（PDT）を基準にしているので、日本時間とはずれる。
Firefox 3.5 Beta 4の日程に変更はないが、QA（品質保証）プランによれば、テストの終了が4月14日となっている。これまでの通例では、QAテストの終了日＝リリース日だった。今回もその可能性は大きい。
Firefox 3.1 Beta 3のユーザーだけで50万人に到達。先週はBeta 2と合わせて50万人だった。ちなみに、現在Beta 2ユーザーは8万人である。Shiretoko（3.5b4pre）ユーザーが5000人しかいないそうで、カウントが間違っているのか、それともBeta 3を使いながら大きな変更が入るのを待っているのか。
アドオン関係では、3.1 Beta 3以降と互換性のあるものが61%に達したという。CoolIrisも対応した。ローカライゼーション関係では、ストリングフリーズになったのに、修正漏れが多いと報告されている。
サポート関係では、オプション設定ウィンドウのヘルプが、パネルごとに適切な内容を表示するようになった（Firefox 3.0.x系列が対象）。また、Places（履歴＋ブックマーク）のデータ破損などの報告が、Firefox 3.1 Beta版でも依然として多いそうだ。3.0.x系列にはない対策を施しているにもかかわらず、という意味である。3.5 Beta 4では、Placesの基盤となるSQLiteのバージョンが、3.6.10にアップする。リリースノートをみると追加対策がとられているようだが、いい影響がみられるか。
そのほか、XULRunner 1.9.1のリリースはアドオン開発者にとって重要だとの意見が出た。mozilla.dev.planningの投稿を見ると、FennecチームにとってもXULRunner 1.9.1は重要そうである。
