今週のFirefox Product Delivery Meeting（2009-03-11実施）より。なお、日付は米国太平洋夏時間（PDT）を基準にしているので、日本時間とはずれる。
Firefox 3.1 Beta 3のQAは予定どおり進んでおり、"showstoppers"（リリースを止めるバグ）が見つかっていないとされているので、明日リリースされることだろう。
3.5 Beta 4は、提案されたスケジュールが承認された。近いうちにアナウンスがある。ただ、QAの時間を削れないか検討する一方、HTML5のvideo機能の問題に関して、対策が間に合うか懸念があるという。問題の一つはLinux版での再生パフォーマンス。もう一つは、シーク動作のせいでサーバーに負荷がかかるというもの。後者は、スライダーを動かすとファイル全体を再読込する問題だと思われる。スケジュールは、いまだ流動的だ。
QAチームは、明日、3.0.7から3.1 Beta 3へのバージョンアップをテストする予定だ。正式版に向けての重要な作業である。また、アドオンの互換性は、83.5％に向上したそうだが、アドオン互換性センターのレポートと合わないのは、レポートが上位のアドオンしか対象にしていないからか。そうはいっても、83.5％の中にはFirefox 3.1のα版に対応しただけのものもカウントされていそうなのだが。
Firefox 3.1 Beta 3のマーケティング面では、all-beta.htmlページ（各国語版のダウンロードページ）にダウンロード用のボタンを付ける（先週はmozilla.comのトップページかと思ったのだが、違っていた）作業が進んでいる。日本語版へのリンクをいちいち探さなくても、日本語版のFirefoxでアクセスしていれば、それに応じたバージョンをワンクリックでダウンロードできるようになるわけだ。ただし、実装はリリースから3〜5日後になる。
