Mozilla Flux

Mozilla関係の情報に特化したブログです。

落ち穂拾い #5

一本の記事にならないような小さなネタを雑多に集めたもの。不定期に連載予定。

JavaScriptで画像認証を解読
MegauploadのCAPTCHA(ここではアップロード時の画像認証)を自動的に解読するGreaseMonkeyスクリプトを作った人がいるらしい。MozillaのJavaScriptエバンジェリストであるJohn Resig氏が解説を加えている
HTML 5 CanvasのAPIを使い、ニューラルネットワークをJavaScriptだけで実装し、OCRの技術を取り込んでいるところがすごいんだそうだ。正直原文を読んでも技術的な話はちんぷんかんぷんだったが、JavaScript好きを熱くさせる何かがあるんだということだけはわかった。
Ubiquityのコマンド命名法が変更へ
このまま無制限にUbiquityのコマンドを増やし続けると、将来収拾がつかなくなることは目に見えている。そこで、今のうちにルールを決めておこうということのようだ。新命名法では、コマンドにハイフンは使わず、"overlord verbs"(支配動詞)の後に目的語や補語をつける形式にする。
たとえば、"amazon-search"は"search amazon"になり、"youtube"は"search youtube"になる。ここでは"search"が支配動詞だ。"add-to-calendar"を"add to google calendar"の形にすることで、to以下を変えれば他のカレンダーサービスにも対応できるようになる。
一つ問題なのは、たとえば"weather"を"check weather"に変えるのはいいとして、そのままだとユーザーの打つべき文字が増えてしまうこと。そうならないような実装にするそうなので、オートコンプリート機能が強化されていくのだろう。
FirefoxでSMILのサポート
SMILがWebブラウザでサポートされると、SVGを使ってユーザーインターフェイスのアニメーションが可能になるという。つまり、JavaScriptと画像を使った現行のものよりもさらに動的なUIを、Flashなしで作れる。
FirefoxでSMILをサポートしようという動きは2003年からあったのだが、長い熟成期間を経て、ようやく形になってきた。まずはSVGアニメーションに絞って実装するようだ。Firefox 3.2での扱いが楽しみなところ。