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Thunderbird 3はBeta 3までリリースを計画

先週のスケジュール案はどこへやら、Beta 2の次はRelease Candidate 1になるはずだったThunderbird 3は、Beta 3を出すことが今週の開発者会議(2009-01-13実施)であっさり決まった。

Tbはもう一つMilestone作った方が良いと思う」とMozilla Japanのdynamisさんが当ブログのコメントでおっしゃっていたが、まさにそのとおりの展開になった。とはいえ、それだけではスケジュールが遅れるばかり。そこで、現時点でThunderbird 3に「入ることが望ましい(wanted+)」とされている機能はバッサリと切り、しかも比較的重要な新機能(Blockerレベル)も一部見送ることで、リリースの時期を早めることが検討されている。見直しの第一段階はここ一週間のうちにも実行されるという。何が残り、何が見送られるのかに注目したい。

これまでの状況を総合すると、Thunderbird 3は5月中のリリースをターゲットにしているとみられる。Beta 3を出すかわりに、当初予定されていた機能を削って開発工程を減らし、各マイルストーンのリリース間隔を短縮する。Beta 2が2月中、Beta 3が3月末か4月初めとして、RC1を5月初めに持ってこられれば、何とか5月末に正式版が間に合うだろう。

なお、Beta 2のリリース後、直ちにブランチが作成される予定だ。その数週間後にはチェックインの基準が厳しくなり、Blockerや明示的な承認を受けたバグだけが投入を許されることになる。