Mozilla Flux

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Firefox 3.1でタブの並び方が変更に

まだ確定ではないのだが、Firefox 3.1では、現在のタブからリンクを開いた場合、これまでのようにタブ列の右端に並べていくのではなく、現在のタブの隣に開くようにするらしい。Firefox 3.1の開発総責任者であるMike Beltzner氏がブログ記事の中で明らかにした。

この方式は、Internet Explorer 7と同じだ。そして、Google Chromeの方式でもある。背景にあるのは、関連するタブを一つにまとめたほうが使いやすいという発想だ。また、やはり使い勝手を考え、現在のタブ([1])から複数のリンクを開いたときは、右方向に順番に並ぶ。つまり、 [1][C][B][A]ではなく、 [1][A][B][C] の並びになる。もし既に[1][2][3]とタブが並んでいたなら、 [1][A][B][C][2][3]となる。ちなみに、これまでは[1][2][3][A][B][C]の順だった。なお、ロケーションバーにURLを打ち込み、[Alt]+[Enter]キーを押したときも、やはり現在のタブの隣にタブが開く。

これに対し、新しいタブを開いた場合や、外部のアプリケーションからタブを開いた場合は、これまでどおり右端にタブが現れる。こうしたタブは現在のタブと関連性があるとはいえないため、挙動が据え置かれた。

新方式は、合理的なタブの扱いといえるものだし、IE7(あるいはIE8)から乗り換えたユーザーが違和感を感じずFirefoxを使い続けられるようになる意味でも評価できるだろう。ただ、既存のユーザーはとまどうに違いない。加えて、タブの操作に関わる拡張機能の中には、影響を被るものもありそうだ。

最初にまだ確定ではないと述べたが、開発総責任者が強く押しているので、このまま提案が通る可能性は非常に高い。Firefox 3.1 Beta 3はまもなくコードフリーズだが、今週の開発者会議で承認されれば、例外的にBeta 3への投入が認められるのではないかと思う。