Mozilla Flux

Mozilla関係の情報に特化したブログです。

Firefox 3.1でのタブの扱い

備忘録として。正式版リリース後のユーザーの反応が気になる点をピックアップ。

Firefox 3から変更された点

「常にタブバーを表示する」(ツール > オプション > タブ)がデフォルトの設定になった(Bug 392870)。違和感がある人はチェックを外せばいいので問題なし。一時はこの設定自体をなくして、チェックを外せないようにしようというアイデアもあったが、反対意見が強くて実現には至らなかった(Bug 455864)。

デフォルトの設定が変更されたことに合わせて、「新しいタブ」ボタンがタブバーの右端に配置された(Bug 455756)。ボタンのデザインも新しくなっている。これらの変更は、新しいユーザーがタブを使ったブラウジングをやりやすくするための措置なんだそうだ。

「新しいタブ」ボタンがタブバーに常駐するようになったので、「表示 > ツールバー > カスタマイズ」で表示されるツールバーのカスタマイズメニューからは、このボタンが削除された(Bug 457187)。本家MozillaZineのフォーラムでは、少なからず不満が出ている模様。

また、最後のタブを閉じるとウィンドウも閉じる仕様になった(Bug 456405)。ウィンドウが一つなら、プログラムが終了する。Firefox 3の仕様だと、「常にタブバーを表示する」に設定しているときは、最後のタブを閉じると常に新規タブに置き換わるようになっていた。ただ、タブが一つのときはタブバーを表示させない設定(初期設定)の場合、[Ctrl]+[W]キーを押すとウィンドウが閉じるが、マウスジェスチャだと反応がなかった。Firefox 3.1では、開いているタブが一つだけのときは、そのタブに閉じるボタンが出ないようになっている(Bug 455990)が、[Ctrl]+[W]キーでもマウスジェスチャでも、最後のタブを閉じるとウィンドウごと閉じる。

この仕様変更にも根強い反対意見が寄せられたが、ウィンドウ内のタブがなくなればウィンドウが閉じるのがユーザーインターフェイスのデザインとして正しい、として反対意見は却下された。

その後の動向

(09/01/24追記)
続報:Firefox 3.1のタブ機能が使いやすく修正』とそのリンク先記事を参照。